ハロプロメンバーをタイプごとに分類してみた分析。

前にSnow Man渡辺くんについて書いたときに、ハロプロのグループには「器用貧乏」型のメンバーがいるという持論を展開しました。(https://bpm144.hatenablog.com/entry/2020/09/24/132406)

今回はそのほかにも自分が思う「ハロプログループには、こういうタイプのメンバーがいるぞ」という持論を述べたいと思います。完全に持論なので、そこのところはよろしくお願いします。

 

◯「器用貧乏」タイプ

前に書いたので簡単に。歌・ダンス・トーク・ルックスどれをとってもグループの中で上位の優等生。しかし単独のセンターやエースに置くと逆に埋もれてしまう、器用貧乏。2番手とか3番手くらいの位置でいちばん輝くことができるタイプです。

このタイプが1人いることでグループに余裕が生まれます。どのジャンルにせよ平均点以上を出してくれるメンバーがいることで他のメンバーは多少冒険しても大丈夫になるし、グループの弱点が少なくなります。ある意味センターやリーダーよりも重要と言えるでしょう。

 

◯センタータイプ

これは言わずとも分かると思いますが、グループのエース、センターを張るメンバーです。グループの顔です。エースの座を手に入れるにはもちろんカワイイだけではなく、主人公感がなければ駄目で、さらにそのうえ歌やダンスのスキルも求められるハロプロではそれらのスキルも上位クラスであることが求められます。

やはり絶対的エースがいることの利点としてはグループの完成度がグッと高まることでしょう。エースがいることでそのメンバーを中心にグループがまとまります。グループに最後のピースがカチッとはまる感じですね。

余談ですが顔的にシュッとした美人系よりも、童顔かわいい系の人がセンターポジションにいることが多い気がします。安倍なつみさんの頃からずっとそうですね。ハロプロに限らず、前田敦子さんや百田夏菜子さんなどもその系統かな?と思います。要はガールズグループにおいてザ・女の子ってタイプがイコール主人公感が強いということかなと思ったりします。

 

◯「月」タイプ

以前、つんく♂さんが元モーニング娘。飯田圭織さんについて、センターの安倍なつみさんが太陽だとすれば、月にあたる裏センター的な位置に最初は置いていたというようなことを述べていました。このように裏センター的な位置付けにあるメンバーが「月」型のメンバーです。センターのメンバーと対比の関係にある、もう1人のセンター級人気メンといった感じですね。

当時を生きていないので伝わりにくいかもしれませんが、80年代アイドルでいう聖子ちゃん派がセンタータイプだとしたら、明菜ちゃん派が「月」タイプみたいな感じ?可愛らしい顔立ちのセンタータイプに比べてクールな美人系の顔立ちが多い印象です。王道の童顔可愛い系の宮本佳林ちゃんに対して美人モデル系の植村あかりちゃんという構図が一番分かりやすいですかね。

「月」タイプメンもセンターを張ることもできるほどの資質、主人公感を持っていて、人気メンが同じグループにいることで一気にグループの強度があがります。またタイプの違う人気メンが同じグループに所属することで、グループの層も厚くなります。つまりグループにより深みを持たせるメンバーです。

 

タンポポタイプ

これらのメンバーはどちらかと言えば歌が上手ではない方なのかなと思います。でも結構声質自体はアイドル向きというかカワイイ感じで、歌聴いてズコーってなるけど同時に必死で頑張ってる感じが「カワイイッ」てなるんですよね。タンポポとかの可愛い感じの曲が似合うので「タンポポタイプ」としました。

このタイプのメンバーはグループの中でアクセントになります。歌の声質的にもそうですし、歌上手いメンバーが続いた後で急にズコーってなる、でもなんだかカワイイ感じがアクセントです。応援したくなる感じです。ちょっと古い言葉でいえば「萌え」みたいな感じですかね。このタイプのメンバーがいないといまいち「萌え」が少なくてちょっとつまらないのかなと思います。

ちなみにこのタイプのメンバーってビジュアルのレベルも高いし、友達も多そうだし、モテそうなタイプかなと思っています。アイドルでなければ人生うまく行きそうというか。しかし実力主義ハロプロに入ったことで、後列で歌割りも少なめで、決してアイドル人生としては順風満帆ではなくなったことに、ハロプロの面白みがあると思います。それでもこれらのメンバーは歌が苦手でも決して諦めない粘り強さをもっています。どこにでも力強く根を張るという意味も込めて「タンポポタイプ」という名前にしました。

 

◯イケメンタイプ

このあたりは分かりやすいと思うんですが、「イケメン」と呼ばれるメンバーです。もちろん見た目が凛々しく、美少年っぽいのがイケメン扱いされる訳ですが、もう一つのポイントとして中身が男っぽいことが挙げられると思います。メンバーによっては同年代の男子のような中身を持っていたりします。(須藤さんやかなともは男っぽいというよりオヤジっぽいですが。)

そして中身が男なメンバーがいることで、グループにおいて精神的な支えが生まれます。中身が男っぽいメンバーって精神がタフなんですよね。他のメンバーが精神的につらくても最後まで立ち続けてグループを支えてくれます。また他人を叱るときにもスパッと切るのに反感を買いにくい。このように支え役も、嫌われ役を担えるメンバーです。つまりピンチ時に支えてくれ、グループをより強く、そしてグループの変化をも可能にしてくれるメンバーです。

 

◯塩辛タイプ

高いスキルが求められるハロプロでもスキルに特化したメンバーという印象ですね。ですが、もちろんみんなめちゃめちゃ可愛いんですけど、王道の美少女タイプかと言われればそういう訳ではない。

普段、王道美少女のビジュアルのメンバーを目にしていると、たぶん劣等感もどこかにあって、でもだからこそ、そのメンバーにしか出せない憂いとか哀愁が出せるようになるのだと思います。だからハマる曲は本当にハマる。特に切ないというかしょっぱい曲にハマったときはセンタータイプには到底出来ない表現を出来たりします。

そして本当に愛おしいんですよね。このタイプのメンバーは中身はグループで一番くらい女の子っぽくて、必死で可愛くなろうとメイクを研究したりダイエットしたり、グループのなかで勝負するためにひたすらスキルを磨いたり、とめちゃめちゃ健気なんですよね。そこが本当に愛おしい。ハマらないだろうと思っていたこのタイプのメンバーほどハマったときに誰よりも深い沼になったりします。ツウ好みでしょっぱいけど病み付きになる、塩辛っぽいと思って名前をつけました。

そしてハロプロの曲の主人公って健気なのにどこか不幸な部分が必ずあって、それがこのタイプに重なるんですよね。曲の主人公のキャラクターに近いのはセンターメンよりも、むしろこのタイプのメンバーだと思っています。そして実力主義ハロプロでどこまで育ってくれるんだろうと期待させてくれるほどのスキルの伸びを見せてくれる。つまりこの塩辛メンがハロプロの秘伝のタレ的な、一番ハロプロイズムを持つメンバーだと思います。

 

◯「影の実力者」タイプ

このタイプはレアキャラですね。あまり目立つタイプでもなく、歌割りも少なめだけど、実は高いスキルを持っているメンバーです。普段あまり歌割りがないけど、ちゃんと歌を聞いてみたら意外と上手い、そうなると一気に引き込まれます。リンリンさんの「青空がいつまでも続くような未来であれ!」の歌い出しとかリンリンさんが歌うから引き込まれるんですよね。

とにかく、後列でこんなにレベル高いのか!とグループの層の厚さを感じさせてくれることで、グループに奥行きを与えてくれるメンバーです。またユニゾンの面でもグループを支えてくれます。あまり目立たないながらもグループを下支えし、ここぞというときはグループの幅を見せる、いぶし銀の縁の下の力持ちタイプなのです。ただなかなかパフォーマンス能力を向上させることは簡単ではないので、スキルが高いのなら縁の下の力持ちポジションよりも普通に歌割りを与えた方がいい、よってレアキャラになっています。逆説的にいえばこのタイプのメンバーのポジションを作れるグループはそれほどまでに層が厚いということですね。

 

 

以上です。

もちろんメンバーそれぞれに個性があって型にはめられないメンバーの方が多いのですが、こういうタイプというかパターンにもとづいてグループを編成してるのかなとか考えると楽しいと思います。5人Juice=Juiceとか自分の考えたタイプにすごく当てはまってるなと感じました。

ここまで読んでいただきありがとうございました!