Snow Man 歌声分析してみた

こんにちは。

秋ですね。秋が終わると冬です。冬といえばSnow Manです。スノ担にとってベストな季節です。ですが自分は寒いのが親の敵ほど嫌いなのでやっぱり冬って考えものですネ。

さて唐突ですが、歌声分析を自分もやってみたい。そう思って秋を迎えました。なので今回はSnow Manメンバーの歌声を自分なりに分析してみようと思います。ただし音楽の知識や専門的な話とかは全く分かりません。単に個人的な見解ですので感覚的な感じで読んでいただきたいと思います。

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↑のようなマトリックス図でまとめてみようと思います。まず、声が高いか低いか、そしてシャープかマットか、ですね。

シャープな声というのはスパッとよく通り、まっすぐで、立ち上がりの早い声です。逆にマットな声はこもっていて、柔らかく、じんわり響く感じ。シャープな声がホースから思いっきり出た感じだとしたら、マットな声はシャワーで散らした感じでしょうか。

●高い&シャープ→よく通る、華やか、明るい

●高い&マット→優しい、柔らかい、落ち着き

●低い&シャープ→パワフル、芯の通った

●低い&マット→色っぽい、渋い、響き

それぞれを言語化するとこんな感じですかね。

それではメンバー各々についてまとめていきたいと思います。

 

Snow Man 歌声分析してみた

 

佐久間大介

→中性的な器用型ボイス
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メンバーで一番高音の部分にいるのが佐久間くんですね。中性的な声質をしています。彼の声質は高音のマットなので、しっとりめの曲(朝焼けの花とか)との相性が非常にいいんですね。ですがどこかシャープさ(芯がある感じ)もあるのでユニゾンでも埋もれず、彼がいることでユニゾンに華やかさも加わります。

そして彼のすごいところはシャープに振り切った声も出せることです。これは彼の発声の努力による部分も大きいと思うのですが、もともとの声質のマットさを忘れるくらい力強く通る声を出すこともできます(Ⅵ Guys Snow Manとか圧巻)。このあたり歌唱の面でも非常に頼れるメンバーですね。

 

◯深澤辰哉

→優しく語りかけるリアコボイス
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深澤くんは高音寄りで、かなりマット。佐久間くんと同様に高音&マットなのでしっとりめの曲との相性が抜群なのですが、深澤くんの歌声は若干かすれて、鼻にかかっており、メンバーの中でもトップクラスにマットな声をしているので本当に優しく柔らかい歌声になっています。

この優しさが彼のキャラクターやパーソナリティーと重なる部分が大きく、面白いですね。青年~大人の本当に等身大の男性が優しく語りかけるような感じの声。まさにリアコ。Snow Manの中でいちばん正統派というか、ジャニーズに向いている声質といえるのではないでしょうか。ミドルテンポの曲では真価を発揮し、アップテンポの曲でもふんわりまとめてくれるメンバーです。

 

向井康二

→哀愁の甘えん坊ボイス

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向井くんも深澤くんに負けないくらいマットな声質です。また声も高めなので、とても甘い。そして彼の歌声の特徴としてはウィスパーボイスっぽいところです。息の漏れが多めで、柔らかい歌声。さんま御殿で喉で声を出してる感じと言われてましたが、そんな胸式呼吸の歌手(浜崎あゆみさん、持田香織さんなど)っぽい声の出し方かなと思います。

そして声の甘さの中にかすれがあるのもポイントですね。甘く優しい歌声にウィスパーボイス、そしてかすれがプラスされることで、歌声にどこか寂しさが出ます。そのためバラード調の曲との相性が非常に良い。このあたり甘えん坊とも言われる彼のキャラクターと重なる部分もあり、面白いところです。

 

渡辺翔

→歌声の中核パワフルボイス

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おそらくジャニーズでも珍しいパワータイプの歌声。低音&よく通るシャープな声でゴリッゴリに歌い上げます。マットな歌声のメンバーと比較して特徴的なのが歌声に芯があることですね。アップテンポの曲(Storiesとか)では本領のパワフルさを発揮して、ユニゾンの柱となり、ソロパートもキッチリ決めてくれるので聴いていて気持ちがいい。Party!Party!Party!とかではソロパートで一気に曲のギアを上げてくれます。

そして渡辺くんの歌声には癖や雑味がなく、クリアで聴きやすいのも彼のすごいところです。パワフルボイスでも他のメンバーの歌声とケンカしないんですね。Snow Manの歌声のフロントでもありながら、土台でもあります。

 

宮舘涼太

→ねっとりセクシー甘甘ボイス

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宮舘くんは低音&マットな声質です。このタイプはセクシーなミドルテンポの曲(CHUDOKUとか)との相性が良い。宮舘くんの歌声は鼻にかかったような歌声がねっとりとした甘さとなっており、同時に歌声自体にけっこうかすれががあるので、そこがセクシーさも生んでいます。

また地声は低めですがフェイクなどではけっこう高音まで出せたりして、音域の広いメンバーだと言えるのではないかと思います。そして彼の特筆すべきはリズム感ですね。リズム感が良いので、ねっとりした歌声でもねちっこくなりすぎず、良い感じにまとまっていると思います。かなりスキルの高いメンバーであることが伺えますね。

 

目黒蓮

→歌うテストステロンな低音ボイス

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目黒くんも宮舘くん同様に低音&マットな歌声ですね。目黒くんの場合、癖のないクリアな歌声であり、じんわりと響かせるような低音の持ち主でもあります。また若干ウィスパーボイスっぽくもあり、そこに柔らかさもある。低音とウィスパーボイスにより、どこか渋味のある歌声になっています。

彼の歌声は他のメンバーよりもカロリーが低い声質というか、低く響かせている感じがグループの中で良いアクセントになっていると思います。曲のBメロとかの少し曲調がダウナー調になったときにカッチリハマる感じ。これから化けるメンバーなのではと踏んでいます。

 

阿部亮平

→優しく柔らか天然水ボイス

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阿部くんの歌声は何気にいちばんの謎ですね。地声は低めかと思いきや、歌声はけっこう高めのマットな柔らかいタイプだったりして。初めて歌声を聴いたときとか「伊野尾くん…?」って感じでした。音域が広いんですかね。歌声が鼻にかけたような高い感じをしているので非常に甘く、ささやくような歌声はどこか儚さも感じさせます。

また歌い方に癖がなく、声質自体にも癖が少ないのでハモりではうまい具合に他のメンバーの歌声に厚みを増してくれます。音域の広さもあって非常に使いどころがいい。曲や歌うパートによってかなり表情を変えるので、形を変える水のようだなと感じています。

 

○岩本照

→マルチなオールラウンダーボイスf:id:bpm144:20201027062047j:image

岩本くんは非常にオールラウンダーですね。声質自体は低音&シャープ。それを生かしてバリッバリにラップをかましたり、アップテンポの曲にはめたりできます。ですがバラード調の曲となると一転、柔らかな歌声で歌い上げることもできます。

岩本くんの歌声はよく通るシャープな歌声で、癖のないクリアな声質を持っています。渡辺くんよりは柔らかめの声質。ですがラップのときや曲中の要所要所ではがなりを入れたりして声を強めています。そしてバラード調の曲では意識的に柔らかく歌ったり、ウィスパーボイスっぽく発声したりするなど、変化が多い。かなりスキルの高い人だな人だなと感じさせられます。

 

○ラウール

→よく目立つレーザービームボイス

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ラウールくんの声質は高音&シャープタイプですね。高めでありながらよく通る声質。このタイプの声質がいることで曲が明るくなり、明るいアップテンポの曲が映えるようになります。ハロプロの話になりますが、大人っぽいマイナー調の曲が多かったモーニング娘。によく声の通るタイプの後藤真希さんが加入したことで、「LOVEマシーン」のような明るい曲が中心となりました。ラウールくんはそんなような、明るい曲を成立させるハロプロでいうところの「レーザービームタイプ」の声質なわけです。

ラウールくんの声質はよく通る少年っぽい高音にややかすれが入っており、華やかさの中にひとつまみのセクシーさがある感じです。そして彼の発声の仕方にはだいぶ独特の癖があり、そこが曲のアクセントになっています。例えば「Crazy F-R-E-S-H Beat」の「This that CRAZY BEAT」のところとか、彼の独特の声質と発声が非常にハマっており、いい意味でクセになっています。

最近のラウールくんはどんどん声変わりも進んできており、今後は違った声質になるかもしれませんが、今後どのようになるかも注目ですね。

 


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Snow Man全体をまとめるとこんな感じですかね。

声のバランス的にも

ソプラノ:佐久間、ラウール、向井

アルト:深澤、阿部

テノール:宮舘、岩本

バス:目黒、渡辺

みたいな感じで四重奏になっていて、ユニゾンが自然とハーモニーのようになっているのも面白いところです。他のグループでもどのような歌声の分布になっているか考えるのも面白いのではないかと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!