Snow Man「君の彼氏になりたい。」歌詞を考察。

※この記事で使用する歌詞は引用を目的とするものであり、著作権を侵害しません。

参考(http://vimclip.jp/copyright-wordsofsong/)

 

こんにちは。今回はSnow Manの新曲「君の彼氏になりたい。」の歌詞について自分なりに考察していきたいと思います。

初め、ラジオverを聴いたときはなかなか告白できない内気男子の葛藤ソングかと思いました。部屋にまで連れ込んどいて(なんならキスまでしておいて)、好きって告白できなくて煮えきらないうちに彼女が帰っちゃうみたいな。

しかし2番の歌詞も併せて見てみると、間男(つまりセ◯レ)が関係を重ねるうちにガチ恋しちゃって本気で告白しようか悩んでるようにしか思えなくて。いや、チャラい!未成年のラウールくんがこんなん歌っていいの?って感じですが、これはこれでアリなのでしょうか?とりあえず歌詞の考察をしていこうと思います。

 

君の彼氏になりたい。
Snow Man

作曲:Josef Melin
作詞︰SHIROSE from WHITE JAM

 

大好きだけど
大好きだとは
自分からは言わないね。

初めは「自分からは好きと言えない奥手の俺」ということかなと思いました。が、やっぱり自分から好きと告白してもどうしようもないセ◯レの立場のことかなと思います。彼女から好きと言われれば両思いですが、向こうは完全に遊びですので言われるはずもなく。「俺」から好きと言っても、恋人にはなれないのだから言わない。

 

しょうがないな
しょうがないよね
好きになった方の負け。

セ◯レという立場上、好きになっても仕方ない訳ですね。彼女のほうが好きになっていれば本カレと別れてこっちに来てくれるんですが、好きになったのはこっちの方なので、振り回される側(=恋愛においては負け)なのです。


君のガラスの靴
ぬがせるのは俺?
おぃ、今夜、今夜、今夜、今夜
帰るな。

ガラスの靴を履かせたのは本カレで、脱がせるのは「俺」。まあガラスの靴とは「◯◯のモノ」という証でそれを脱ぐから誰のモノでもなくなる。

そして向こうはたぶん本カレと同棲していて、帰らないといけない訳です。朝帰りなんてしたら浮気がバレちゃうから。残業とか友達と飲んでいて、みたいな嘘で誤魔化しているんでしょうが、本カレとは別れたくないから、本カレにバレないように急いでガラスの靴を履き直して帰らないといけないんです(タイムリミットがあるからガラスの靴)。でも今夜帰るなと、「俺」のモノになれと心のなかで言っている訳です。


12時すぎて、君が帰らないなんて

俺の彼女に、なるつもりなの?
ねぇ、この後、もし勇気が出たら
冗談で言おうかな。
大好き。

12時すぎても帰らないなんてまさか「俺」のほうを優先しているの?このまま彼氏になれるの?と期待を抱いています。そして勇気が出たら「大好き」と言って彼氏になりたい。でも彼女からしたらあくまでセ◯レなので、本気で好きになったなんて言ったら面倒くさがられて、ひょっとしたら関係も終わりになるかもしれない。だから「大好き」と言っても相手が「そういう冗談やめて」と言えば冗談にしちゃう「俺」なんです。


むりむりむり、やっぱむり
君の彼氏になりたいとか
むりむりむり、やっぱむり
絶対いえない、絶対いえない。
どんなに寄り添った
時間を過ごしたって
君は、12時に帰るんでしょ?

怖じけづく感じがひらがなで表現されています。

「彼氏になりたい」と言って嫌われたくない。嫌われて関係が終わるくらいならセ◯レのままでもいい、いやでもやっぱり彼氏になりたいと葛藤します。そしてどんなに本物の恋人のような時間を過ごしても彼女は本カレを優先させるから絶対に帰るわけです。


8時 9時 10時 11時
8時 9時 10時 11時半。
8時 9時 10時 11時
8時 9時 10時 11時半。

彼女といる時間が愛しすぎて、そんな時間が終わってほしくないと思っています。浮気なのでそんなに頻繁に会えるわけでもなく、(たぶん月1,2回くらい)次会えるのがいつかも分からない。だから彼女が帰る12時になってほしくない。

 

「遅くまで昨日ありがとう。」
連絡したって、ないレスポンス。
あぁ余韻がさめない。

「俺」は彼女が好きだから連絡。両思いだったら即レスでしょうが、レスポンスは無し。彼女から連絡とるのは彼女の気分次第(なんならシたい時だけ)で、やっぱり彼女に振り回される「俺」です。


今日君は誰と
(ねぇ)どんなどんなどんな靴を
はいてる?

そして問題はココ。今日は本カレの靴を履いている?ではなく、今日は誰とどんな靴を履いてる?つまり「俺」の他にも浮気相手がいることが伺えます。この女ヤバすぎるやろ。


でもね、次に君に会う時まで
服をかったり、髪を切ったり。
いつもとは少し違う言い方
練習しておこう。
チューして?

自分を磨いて、普段と違う自分を演習して、彼女が自分に振り向いてくれるわずかな望みに賭けています。セ◯レのくせにけっこう健気。そして彼女のほうから「チューして」ほしい。求めてほしい。


むりむりむり、やっぱむり
君の彼氏になりたいとか
むりむりむり、やっぱむり
絶対いえない、絶対いえない。
どんなに寄り添った
時間を過ごしたって
君は、12時に帰るんでしょ?

それでもやっぱり、絶対言えない。自分を磨いても違うように見せても、彼女は振り向いてくれないし、自分はセ◯レのまま、「彼氏になりたい」とは言えません。


その目も。その手もその髪も
笑顔も。全部がたまにね。
俺のものみたいにおもえちゃう。
で、消えちゃう。

彼女といる時間は本物の恋人同士のようで、自分がセ◯レということを忘れてしまいます。でも彼女は今日も帰る。幻だったかのように消えてしまいます。「俺」はやっぱりセ◯レです。

 

帰さない
むりむりむり、やっぱむり
君の彼氏になりたいとか
むりむりむり、やっぱむり
絶対いえない、絶対いえない。
どんなに寄り添った
時間を過ごしたって
君は、2時に帰るんでしょ?

いちばん言いたい「帰さない」帰らないで「俺」のモノになってくれと。でも絶対に言えません。

そして最後だけ2時なんですね。たぶん終電に乗るなら12時には帰らないといけない。でもセ◯レでも盛り上がるときもあるでしょう。「俺」は12時を過ぎても今日は帰らないんだと希望を覗かせます。でも彼女は絶対に帰る。どんなに盛り上がっても恋人みたいな2人でも、朝まで一緒にいることはなく、タクシーに乗って高いお金を払ってでも夜のうちに帰ろうとするのでしょう。「俺」は「彼氏になりたい」けど、絶対彼氏にはなれないんです。


8時 9時 10時 11時
8時 9時 10時 11時半。
8時 9時 10時 11時
8時 9時 10時 11時半。

そして今日もまた彼女が帰るまでのカウントダウンが始まっていきます。

 

ここまで書いて、はっきり言ってそんな女やめといた方がいいよ!と思うのですが、恋愛というのはそう自由に行かないということでしょうか。ですが、こんなセ◯レの立場の曲を、今まで王道の恋愛ソングを歌ってきたジャニーズのグループで出すというのが非常に斬新だと思いました(歌詞に共感は出来ないけど)。

余談ですが、この曲ずっとハロプロアンジュルムの「全然起き上がれないSUNDAY」との親和性を感じていて、付き合った訳でも約束もなんもないのに相手のことが好きなんですよね。勝手にキュンして期待膨らまして、結果傷ついて。でも「全然~」は目が覚めてるから自分に腹がたつけど、「君の彼氏に~」はまだ目が覚めてない。「君の彼氏に~」の主人公の目が覚めれば「全然~」みたいな世界観に変わっていくんじゃないかなと思います。

(まあ「全然」は片想いで、「君の彼氏に~」はセ◯レなんで違うところも多いとは思いますが…。)

 

今回は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!